元横綱武蔵丸が富山に

元横綱武蔵丸が、富山にやってきた。2014年3月に武蔵川部屋を興し、現在は、武蔵川親方として、弟子の育成に励んでいる。2月11日、その人柄に触れる機会があった。

2016年2月13日
武蔵川親方は、11日、小矢部市内で講演、ジュークを交えながら横綱時代の苦労や力士の育て方などについて話した。その中で、モンゴル人力士に日本人力士が勝てない理由については、ハングリー精神が足りないからと一言。だから、武蔵川部屋には相撲経験者より、未経験者を入れているという。親方自身も元はアメリカンフットボールの選手で、そこから横綱までのぼりつめた。知らないからこそ一生懸命やるし、伸びる可能性も大きいという。今は、ハワイオアフ島出身で、日本に地元がないがゆえに、日本各地をまわって、人とのつながりを深めている。人との信頼関係を大事にする姿勢が非常に印象に残った。現在、弟子は14人、こんな親方に育てられた横綱の姿をみてみたい。