登坂選手、母校・高岡市立木津小で世界選手権V3を報告

「リオ五輪の金メダルを持ってまた来ます!」

2015年9月17日
2個の「金メダル」でニコニコです。

レスリングの世界選手権女子48キロ級で3連覇を果たした登坂絵莉選手(至学館大)が17日、母校の高岡市木津小を訪問し、全校児童約270人から祝福を受けました。登坂選手は「リオ五輪の金メダルを持ってまた来ます!」と宣言、記念写真の撮影に応じるなど、母校の児童との交流を深めました。

金メダルを首から下げて登壇した登坂選手には、代表児童から花束と手作りの金メダルが贈られました。続いて、全校児童からエールを受け、校歌を一緒に歌いました。全校生徒を前にした登坂選手は、次のようにお礼の言葉を述べました。

「試合の前に両親を通じて、木津小の皆さんの応援メッセージの動画を見ました。ありがとうございます。決勝で対戦したロンドン五輪銀メダリストのマリヤ・スタドニク選手(アゼルバイジャン)は強力なライバルであり、多くの人は『登坂はスタドニクには勝てないだろう』と言っていました。しかし、私は『絶対に勝つ』と思って戦いました。だから試合でも逆転できたのだと思います。皆さんも勉強やスポーツ、その他いろいろなことで『無理だ』と言われることがあっても、『私はできる』と信じ、強い気持ちでやり抜いてほしいと思います。私はこれから来年のリオ五輪で金メダルを取るために頑張ります。皆さんのことを思いながら戦い、金メダルを獲ってここにまた戻ってきたいです

登坂選手は、「二上のこぶしが咲いて~」で始まる校歌を児童と一緒に歌いました。「大きな声で歌っていましたね」と言うと、「『は』や『の』はちょっと自信がなく、思い出しながら歌いました」とのことでした。「小学校は大切な場所。勝ち続けることで、また皆さんの前に戻ってきたいです」との思いを語ってくれました。

木津小の玄関には、登坂選手の写真やサイン、新聞記事などが飾ってあります。全校児童は毎朝、登校するたびに登坂選手のガッツポーズを見ながら1日のスタートを切っているようです。

※写真は、木津小の先生方のご了解を得て掲載させていただいております。

代表の児童から花束と金メダル。
「無理だといわれても頑張って!」とメッセージ。
玄関前には「登坂絵莉コーナー」が。
笑顔で母校を後にする登坂選手。児童の中にはレスリングをしている子もいるそうです。