高岡西部総合公園野球場（愛称・ボールパーク高岡）が23日にオープンしました。県内で本格的な野球場が竣工するのは1993年の砺波市野球場以来で22年ぶりです。

　甲子園と同じ黒土を使用し、内野スタンドの外野寄りの部分が一・三塁線のライン近くまでせり出しているのが特長。収容人員は外野の芝生席を含み１万人で、夜間照明や屋内グラウンドも備えています。

　高岡市と福岡町の合併10周年に合わせ、西高岡駅や千鳥ケ丘小学校が近い当地に約49億円（野球場26億円）で整備されました。公園内には多目的グラウンドやジョギングコース、遊具広場などがあり、県総合運動公園などで子供たちに人気の「ふわふわドーム」も設置されています。災害時には避難場所になることから、座面を外すとかまどとして使用できるベンチや簡易トイレを設置できる設備が導入されています。

　観客席はとても見やすい印象でした。特長である外野側のスタンドも野手の背後に回り込むような角度からの眺めが新鮮。バックネット裏の屋根は小ぶりなのですが、歓声を響かせる効果があるようでした。

　オープニングゲームは市内の小学生の代表選手による対抗戦でした。最初に試合をした思い出はずっと残ることでしょう。同公園とボールパーク高岡では夏の高校野球県大会の決勝・準決勝をはじめさまざまなイベントが予定されています。機会があれば真新しい球場に立ち寄ってみてください。