冬を越え成長に手ごたえ/高校野球決勝進出の両校
高校野球の春季県大会準決勝が2日、高岡市城光寺球場であり、富山商と富山第一が勝って北信越大会への出場を決めました。
昨年の秋季県大会では富山商が準々決勝で敗退し、富山第一は3位でした。それを上回る成績を収め、冬から春にかけての鍛錬が実ったかたちです。
富山商の前崎秀和監督は「公式戦の経験が少ない選手が多いので、このように勝ち進んで試合を重ねることでこれから更に成長してくれると思います」と期待。富山第一の黒田学監督は「今の3年生は甲子園に初出場した一昨年に入学し、壁を破るために試行錯誤した先輩たちの苦労を知りません。敷かれたレールに乗っかって惰性で練習していても上達しませんから、この冬はなぜこの取り組みが必要なのかを理解して一つひとつしっかりやり抜くように呼び掛けました。全国大会で勝てる水準を目指し、試合の中での感性をさらに磨いてほしいです」と話していました。
6月の北信越大会にはセンバツで北陸勢初の全国制覇を果たした敦賀気比も福井県代表として出場を決めています。対戦が実現すれば、夏の甲子園予選に向けて力試しの絶好の機会になることでしょう。