J3開幕まであと2週。チームづくりは順調 /カターレ高知キャンプ
高知でキャンプを行っているカターレ富山は26日、香川県でJ2の讃岐と練習試合(45分×3本)を実施しました。雨でピッチに水たまりができる悪条件のもとでしたが、集中したプレーを展開して、0-0、0-0、1-1の合計1-1で引き分けました。
両チームの主力が対戦した1、2本目は水たまりの影響により中盤でボールがつなげない状況。互いにボールを奪っては失う激しい競り合いが多くありましたが、カターレの選手はひるまず対応します。2本目になると、こぼれ球を拾って相手陣でプレーする時間が長くなり優位に進めました。得点こそ生まれませんでしたが、途中から出場したルーキーのFW中西倫也選手ら若手がチャンスに絡むシーンもあり今後に期待を抱かせる内容でした。
選手が入れ替わった3本目は、讃岐にPKを与えて先に失点しましたが、終盤にMF吉川拓也選手がグラウンダーのミドルシュートを決めて同点に追い付きました。切れのある動きで再三好機をつくっていたFW村松知輝選手がサイドからドリブルで深く進入して得点に貢献しました。
試合全体を通して、セカンドボールへの反応の良さ、ボールを奪ってから各選手が前に出ていく勢いが感じられ、岸野靖之監督の目指している、走り回ってアグレッシブに戦うサッカーが浸透しつつあるようです。最優先課題だった守備の強化については「練習試合での失点が少なくなってきた。失点につながる大きなミスがなくなってきた」(岸野監督)。今後は攻撃面の改善にも着手して約2週間後のJ3開幕に備えていきます。