【連載⑥】日記にも何度も出てくる「プライド」という言葉

 日々の生活の中で、威勢よく目標を掲げても「楽な方へ流れる」ことがいかに多いことか。ダイエット、貯金、早起き、禁酒……。「明日から頑張ろう」と思いながら、今日の自分を甘やかしてしまっている。甘えを断ち切るには、どうしたらいいのだろうか? 井城斎加さんの助言はなかなか厳しい。

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【井城斎加さんのバレーボール競技者としての経験をまとめた著書『常に今に全力を尽くせ』より抜粋】
・4つのものさし/その3 プライドを持つ=恥を知る
日本一を目指すチームであるというプライド。やらされてやるチームとは違うというプライド。バレーボールに懸けているというプライド。自分たちが強いんだというプライド。・・・日記にも何度も出てくる「プライド」という言葉。裏を返せば「恥を知れ」ということでもあった。自分に負けて言い訳をして逃げたり、何もしないのは恥ずかしいことであるということを知り、そこに「なり下がらない」。プライドを捨てて、なり下がることは簡単である。

どんなに苦しくてもボールを諦めて追いかけるよりボールを諦めてきつい顔をして逃げてだめなやつになったほうが楽。血のにじむような努力をして勝つより負けて悔しそうに泣いているほうが楽。その恥を知り、そのプライドを持つからこそやらなければいけないことを乗り越えていける。

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《井城斎加さんの略歴》
 いいき・いつか 1981年長崎県五島市生まれ。小学3年からバレーボールを始め、九州文化学園高(長崎)時代は、2年時に全国高校総体と国体で2位、主将を務めた3年時は全国高校総体3位、ベスト6(優秀選手賞)に選ばれる。筑波大体育専門学群卒。結婚を機に富山市在住。2016年3月に著書『常に今に全力を尽くせ』(税込1,500円)を発刊。

・問い合わせ・著書の購入は井城さんまで。
メールアドレス:takashima5it@gmail.com
本の購入:http://mai1999.buyshop.jp/