【連載⑦】全員が、チームにとってなくてはならない存在

社会人1年目、多くの人が「自分は、この組織に必要とされているのだろうか?」と自身に問うたのではなかろうか。未熟さは、前に進む力をそいでしまう。そんな時、「自分の役割」を探せばいい。井城斎加さんの言葉は、スポーツの世界に限らず、多くの人にとっても教訓となる。

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【井城斎加さんのバレーボール競技者としての経験をまとめた著書『常に今に全力を尽くせ』より抜粋】
・4つのものさし/その4 自分の役割を探す
チームの一員でありながら、チームのために何もしない、通称「名門バレー部というふかふかの座布団に座っているだけ」の存在は絶対許されません。特に上級生になればなるほど。試合に出る、出ない、上手、下手などとは関係なく「チームのために何か役に立っているか?」「チームにとってプラスの行動、気持ちで練習や生活をしているか?」を常に問われています。

全員が、チームにとってなくてはならない存在であり、なくてはならない働きをする。それを目指して「今自分には何ができるか、何をすべきか」を考えて行動する。チームの勝利は人任せではいけない。この気持ちがあるからこそ、試合が「ひとごと」つまり、「試合に出ている人の試合」、でなく、「チームの試合」になるのだと思います。

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《井城斎加さんの略歴》
 いいき・いつか 1981年長崎県五島市生まれ。小学3年からバレーボールを始め、九州文化学園高(長崎)時代は、2年時に全国高校総体と国体で2位、主将を務めた3年時は全国高校総体3位、ベスト6(優秀選手賞)に選ばれる。筑波大体育専門学群卒。結婚を機に富山市在住。2016年3月に著書『常に今に全力を尽くせ』(税込1,500円)を発刊。

・問い合わせ・著書の購入は井城さんまで。
メールアドレス:takashima5it@gmail.com
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