カターレ新監督の浮氣氏が抱負
「チームが一体になり戦うこと大事」
J3のカターレ富山の監督に就任した浮氣哲郎氏(うき・てつろう)が13日、記者会見を行い、「シーズンには良い時、苦しい時があると思うが、最後にサポーター、スポンサーをはじめカターレ富山に関わる人たちが笑顔で終われるように頑張っていきたい」と抱負を述べました。
45歳の浮氣監督はDFや守備的MFとして2007年までJ1、J2、JFLの3つのカテゴリーで通算379試合に出場。指導者としてはJFLのFC刈谷の監督や湘南のコーチなどを経験し、昨年は湘南U-15藤沢の監督を務めていました。Jリーグでの監督は今回が初めてです。
カターレはJ2復帰を目指すうえで、選手としてもコーチとしてもJ2からJ1に昇格した経験があることや若手育成の手腕などを評価して抜てきしました。
浮氣監督は「サッカーはやはりチームスポーツであり、所属している選手がどれだけ同じ方向を向いて戦っていけるか。いろんな方々のサポートがあり、そういう人たちの思いをくみながら、チームがどれだけ一体となって戦えるかが一番大事だ。そういうチームづくりをしっかりやっていきたい」と語ります。
一方で戦い方としては「良い部分は継承しつつ、整理整頓してシンプルに相手ゴールを目指すアグレッシブなサッカーをやっていきたい」と話していました。昨年、三浦泰年監督のもとで取り組んだパスサッカーが新たな指揮官のもとでどう変化し、成熟していくかに注目です。
16日に新加入選手の記者会見があり、17日にチーム練習がスタート。カターレの今季開幕戦は3月12日で、FC東京U-23とアウェイで対戦します。