Bリーグ開幕戦 グラウジーズの勝利に沸く

 Bリーグ1部・富山グラウジーズの開幕戦が24日、富山市総合体育館であり、4,677人が来場してアリーナは熱気につつまれた。
 グラウジーズは接戦の末に85-74で新潟アルビレックスBBに勝利。新リーグでの記念すべき初戦を飾った。

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◇試合後のコメント

●富山
 ボブ・ナッシュヘッドコーチ
 
 最初の6分間はすごく良いスタートを切ったが、クォーターの最後は簡単にシュートを許してしまった。第2Qも同じような展開をしてしまい、一時は11点リードしたが1点差まで詰められてしまった。第3Qの出だしも新潟はよく準備していてリードを許したが、耐えることができ点差を戻せたことがよかった。

 岡田、田中、宇都の3人は良いゾーンディフェンスをし、バロン、ヴァイニーも相手のペネトレイトをしっかりと抑えてくれて勝つことができた。しかし、新潟はあすに向けてしっかり準備してくるはずなので、自分たちも気を引き締めてしっかり勝ち取りたい。

Q:第4Qからゾーンディフェンスに変更して流れが変わった。
 わたしたちはいろいろと準備している。新潟はペネトレイトの多いチームであり木曜、金曜と練習していた。
 どんな試合でもプレーハード、プレースマート、プレートゥギャザーを心掛けている。きょうもチームが一丸となり目標に向かって戦ってくれた。

●新潟
 庄司和広ヘッドコーチ

 このような良い雰囲気で開幕戦を迎えられたことをうれしく思う。きょうは出だしこそ硬かったが、ゲームプラン通りに第3Qまで進められた。相手のトランジッションを抑え、ピックやポストに対してチームで練習してきた通りにできたのはよかった。

 しかし、第4Qになんでもないところでターンオーバーが起き、ゾーンオフェンスを遂行できなかったところが敗因だったと思う。
第4Qでは相手に走られてしまった。それまでは我慢していたのだが。自滅した感じは否めない。富山はまとまりのあるチームで、日本人選手が活躍してそこに外国人選手も加わる。

              ◇


城宝匡史選手(富山)

 (4,677人が来場し)アップの時から観客が入っているなぁと感じていた。選手全員が喜んでいるし、勝つことができてよかった。
 第4Qから急きょゾーンディフェンスに変えてそれがはまった。しかし、たまたまという可能性もあるのであすも気をつけてやりたい。これからチームとして良くしていく必要がある。特にディフェンス面はコミュニケーションをとってやらなければいけない。


岡田優選手(富山)

Q:第4Qでの活躍について。
 自分が強引にでもボールに絡んで得点やアシストをしていこうと思った。しかし出来には納得していない。少し良くなったかなという手ごたえはある。アシスト、スティールといった自分の良いところを見せていきたい。

Q:勝ち越しのスリーポイントシュートを決めた場面は攻撃を組み立てる選択もあったと思うが迷わずシュートにいった。
 (相手ゴール下で田中健介選手がパスカットしてから)特に考えていたわけではない。たぶんはじめからシュートしようと思っていたのだと…。良い方になってよかった。今あらためて考えてみると(シュートを)我慢してもよかったと思う(苦笑)


水戸健史選手(富山)

 最初の試合に勝ててほっとしている。しかし内容はまだまだ。第4Qのゾーンディフェンスはよかったが、マンツーマンでは簡単にやられた部分があった。もっと徹底しないと。オフェンスでも重い時間があった。それはうちのバスケじゃない。もっとテンポよく攻めないといけない。

Q:Bリーグ初戦の最初の得点を入れた感想は。
 あれはチームの流れ。入ってよかったです。


宇都直輝選手(富山)

Q:城宝、水戸の両選手とともにプレーしてみた感想は。
 2人とはやりやすい。好き勝手にできる。ガードなので扱いやすいというか、思った通りに動いてくれる。意志が伝わりやすい。

Q:4,600人もの観衆の前でプレーした。
 最高に楽しかった。(この感覚は)前のチームでは味わったことがない。

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